単純な話ですが、キャッシュ（現金）がなくなれば会社は倒産してしまいます。
ですから、経営者はみなキャッシュがなくならないように、必死でがんばるんです。頭の中の半分
はキャッシュの事でいっぱいなんですよね。

経営者の方ならわかると思うんですが、銀行からお金を借りる時以外は、はっきり言って決算書な
んてどうだっていいんです。（笑）

どんなに決算書が良くても、極端に言えばたとえ1億円の黒字であったとしても、それは書類上の
お金に過ぎないんですよね。キャッシュ（＝現金）とはまったく関係ありません。

では、その大変なキャッシュをどうしているかと言うと、僕自身も経験があるんですが、最後は自
分の給料で調整するわけです・・・。
現金はないんだけど、払うものは払わないといけない・・・。
じゃあ、自分の給料減らすか、という具合です（笑）　　
はっきり言って、僕自身も以前は「どんぶり勘定」だったんですよ。

自分の給料でキャッシュフローを調整するといった、
リスキーな生活をしている時は、本当に大きなストレスを抱えな
がら経営をしていました。

毎月、月末になると
「この口座残高で足りるかな・・・」
とドキドキしながら過ごしていました。

常に不安がつきまとい、ストレスに耐える日々でしたね・・・。

それでもまず僕自身、「プロの経営者になりたい」という思いが
ありました。
数字が見えていないと、やはり「プロの経営者」とは言えないと
思います。

それとともに、以前自分が社長をしていた会社とは別に、今の会
社を作ったことが大きいですね。

その頃に出会ったのが、アカウンタックスさんの会計システムで
した。「これならば、自分でもキャッシュフローが確実に把握できそう
だ」と思い、導入に踏み切りました。

それに1000万円の投資が必要だとしても、キャッシュフローが
見えている経営者は、瞬時に決断できるのです。

一方で、見えていない経営者だと、それが例え5万円の投資だとしても、預金通帳や、いろんな資料を見ながらじゃないと判断がつかないんです。
それを分けるのがキャッシュフローの把握なんですね。
こういう時に、キャッシュが見えていなくて、ずるずると時間を無駄にし
てしまうのは、会社にとって本当に大きな損失だと思います。
経営者として本当の「プロフェッショナル」を目指すのであれば、会社の数字の把握は避けて通れない道です。

僕自身、その道に踏み込んだ事で、経営者としてひとつ上のレベルに上がれたと思っています。